La Baume – 1997年

ベルナール・ビュフェ

Diane de Polignac Gallery

油彩・画布
130 x 89 cm
右上に « Bernard Buffet » のサイン
中央下に « 1997 » の制作年記載
裏面にタイトル名記載

bernard buffet - la baume 1997

現代絵画の多くの画家と同様に、ベルナール・ビュフェはフランス南部の色彩や光に魅了されました。ゆえに彼はオ・ヴァール地方のトゥールトゥールのラ・ボームに居を構え、この邸宅から眺められる、彼の愛したさまざまな景色を作品として残しました。ラ・ボームはこうして彼の作品の象徴のひとつとなりました。

ここで紹介する美しい作品には、その家と鳩舎が描かれています。

この絵画の特徴である黒い線は、作品を構成する要素の輪郭を描き、幾何学的に仕上げます。窓は、ベルナール・ビュフェの建築の表現でよくみられるように、長方形を黒く塗りつぶしています。

この作品には別の絵画表現のテクニックも見られますが、それはビュフェのこの時代の作品に特徴的なものとして知られ、キャンバス全体にエネルギーを与えています。
例えば、彼は木の葉を指で描き、一方草や茂みはキャンバスに絵具のチューブを直接押しつぶしながら色を乗せて、美しい効果を創出しています。フェンスに関しては、黒の絵具の厚みを筆の先端でかき削る手法を用いています。ベルナール・ビュフェはさらに投影法を用いており、これがこの作品に多大な躍動感をもたらしています。